Have Some Fun!が提唱する「Slow Play」(スロープレイ)という造語は、ファストフードに対して唱えられたスローフードから派生した考え方で、ゲームやテレビなどが中心になっている現代の子ども達の遊びが、受け身で性急に結果(結論)を求めるものが多いのに対して、遊びの中で創造や工夫をしながら過程そのものを楽しんでいくことを大切にし、本来の遊び・楽しみの原点を意味するものです。
ビー玉転がしを中心とするHave Some Fun!の商品シリーズ名<SlowP>(スロープ)は、「Slow Play」の略による造語。ビー玉が転がる「斜面=Slope」にもかけています。
元々、Have Some Fun!の第一弾商品<me-mori〜引っ越しできる柱のキズ>という木製身長計を「ただ飾っておくだけではもったいない、普段は子どもの遊び道具になれば」というほんの遊び心からその裏面に約2mものビー玉転がしの溝を施したことが<SlowP>の始まりでした。
ビー玉転がしは玉を転がす単純な遊びですが、そのシンプルさの中に創造や工夫の余地が沢山残っているからこそ、子ども達は目を輝かせて飽きずに遊び続けるのでないでしょうか。
球体が転がる美しさやゆらぎ、心地よい音は、無意識の中にも感覚に訴え喜びを生んでいるのかもしれないと感じています。
今後は、ビー玉転がし以外の商品も開発していきたいと考えています。
約2mという市販品では他に類を見ないスケール感あふれるビー玉転がし。連結させて現時点では最大12mにおよぶ商品もあります。木の温もりがあり、遊びの創造性を広げる計算された美しいデザインが生み出す、規則的な大小のカーブによるリズム感とどこに行くかわからない不規則性を兼ね備えた魅惑的なビー玉の動きや心地よい音は、子どものみならず大人をも魅了します。
また、ロングタイプのみならず、ループ式のものなどアイテムのバリエーションも楽しめます。
イベント会場では、子ども達が1〜2時間はあたり前、時に4〜5時間やり続ける光景も頻繁に見受けられます。
親御さんの中には、「今まで我が子がこれほどまでに集中しておもちゃで遊んだのを初めて見た!」と驚きのご意見をいただいたことも。
ゲームやスマホなどデジタルなものが子どもの周辺を覆ってしまっている現代だからこそ、懐かしさの傍ら、新らたに息を吹き込まれたような新鮮にさえ感じるビー玉転がしです。
小さい子どもから、障害を持った方、お年寄りまで、誰もが遊べるシンプルさゆえ、遊び方が広がり、何時間でも熱中して遊ぶことのできる、創造性や感性を刺激する良質なおもちゃです。
林野庁による「ウッドデザイン賞2017」を受賞したことに加え、全国約6000人のおもちゃコンサルタントの評価により決定する「グッド・トイ2018」も受賞。
また、東京おもちゃ美術館が全国各地で開催している「木育キャラバン」にも<SlowP>は選定されています。
その他、魅力的な<SlowP>をご紹介します。
今後も色々なアイテムを開発していきます。
ブラックライトを当てると幻想的な光を鮮明に放つビー玉。
蓄光ビー玉とブラックライトにより、幻想的な世界をつくり出します。